リストラしたいと考えている企業のインチキ経営陣が、
自分たちの手腕の無さを棚に上げて、
「退職金上乗せ+希望者に再就職支援会社サービスを提供して、
しっかりケアするから、うんぬんかんぬん・・・大丈夫」などと、
口八丁手八丁で退職者を募る。
再就職支援会社は、このような退職者をかき集めるための、
客寄せパンダ的な役割が7割で、実際の本業である再就職支援は、
大した事はやらない(期待できない)というのをよく目にする。
例えば履歴書の誤字脱字を指摘するだけでも支援といえば支援だと言える。
もちろん、中にはサポート体制がしっかりしている業者もあるのだろうけど、
あまり評判の良い記事にはヒットしなかった。
大手支援会社のHPを片っ端から閲覧してみると、どこも半年で7割が再就職を
決めたという実績を大きくアピールしている。だが、その質についての
データは掲示されていない。正規なのか非正規なのか、パート・アルバイト
なのかと言った雇用形態、あるいは前職に比べての年収差異がどの程度なのか
といった気になる肝心要な情報が一切無い。こんな点からも、この手の
サービス会社に不信感を抱いてしまう。
そもそも、「転職会議」で、大手再就職支援会社の評判を調べてると、
そこに勤務している(勤務していた)人の満足度が、どこも低調。
こんな状況では、他人の再就職支援に熱心に向き合うことが出来るのか?
といった疑問が沸く。
まあ、この手のサービス会社を利用する利点は、
いつでも、個別ブースでPCを使って書類作成したり、
語学講座やビジネススキル講座を無料受講出来たりするみたいなので、
職探しのペースメーカーとしては役に立つかもしれない。
(家よりも、同じ目的を持った人が近くにいた方が、モチベーションも
あがるだろう。これは図書館で受験勉強するときに生まれる心理にも近い。)
でも、他の媒体も同時並行で使いながら、就職活動するのが賢明だろう。
最近のハローワークは、単なる求人情報提供だけではなく、
心理面の相談や年齢別の就職講座や面談練習などかなり充実しているらしい。