あるプロジェクトで顧客から問い合わせがあった。
それを最初に受けたA課長は、自分の部下Bがその担当なのに、
Bに調査を指示せず、なんとなんと、全く担当外で別部署のCに調査指示した。
メーリングリストでのやりとりなので、関係者全員にメールが飛ぶ。
Cや他の関係者全てが、この問い合わせはBが動く案件だとという認識だ。
私はメールを横目で見ながら、
「この人(=A)、どこに指示出してるの?担当はBだろB!」と思った。
仕方なくCは、同じメールに返信しBに調査依頼する(Cの行動は100%正しい)。
しかし、Bも担当意識が薄弱で、動く気配が無い。
(A配下で育ったのでピントがズレている)
そうこうするうちに、顧客から催促が来たらしく、Aは、またまた担当外の
Cに対してメール返信し、早く調べるよう要求する。
メールを見た私は「もうどうしようもないな、A」と独り言。
このとき、Cはきっとこう思ったはずだ。
「おたくの部下Bが担当なのだから、Bに直接指示してくれよ…」とね。
やがて、日々多忙なCがBの席に来て、内容説明しながら頭を下げて
依頼していた。
頭を下げる必要なんて無いのに、Cが気の毒に思えてならなかった。
このような組織の未熟さや管理能力の無さを垣間見るやりとりは、
うちの部署によくある。
とにかく、Aみたいなのを一刻も早く除去しないとダメだ。
最優先課題だろう。
さもないと、Aの駄目さ加減がBや他のメンバーにも伝播し、
自分の役割り意識が無く、自ら動こうとしない人間がカビのように増殖する。
反対にCのような人たちの業務負荷は増し、その格差が拡大していく。
結果、私のように体調を壊したり、会社を辞めたいと考える人が
増えることにつながる。
ああいう存在は、会社にとって何のメリットもない。