日本、北米、韓国の各工場で炎上している。
中国も危ない。
とある炎上案件の消火作業中に、別の場所で炎上。
同じ内容の炎上も有れば、今まで経験したことがない炎上もあり、
どこでも修羅場となっている。
再発防止検討や報告、社内基準の策定をやっているそばから、
場所や時間に関係なく炎上するものだから、生きた心地はゼロ。
メールのタイトルに【大至急】【超特急】【緊急事態】【大問題】
等が並び、優先順位の判断すら出来ない。
再発防止策を作っても、それらを運用できるだけの体力が残って
いない。目の前の火を消すだけで精いっぱい。
ひとたび炎上すれば、通常業務はすべて一時保留で、
火消しすることを優先しなければならない。
そうなると通常業務の計画を立て直すのだが、
当然納期は延ばせない。
深夜残業や休日出勤で穴埋めすることになるのだが、
ただでさえ多忙な上、心身疲労でマイナス頭に
なっているものだから、作業の質が低下してしまう。
その低いアウトプットで納品すれば、
またバグを埋め込んでしまい、次々と炎上を引き起こす。
炎上のスパイラルにハマってる状況が、もう1年半続いている。
何をやっても、どうにもこうにも、根本的な打開策が無い。
経営陣は、
「どうなっているんだ!しっかりしろ!」と言うだけで、
何もしない。
このプロジェクト、開発スタートの段階で、
開発費を我々エンジニアが見積もったのだが、その金額に対して、
半分以下の予算しか割り当てられなかった。
だから、こんな状況に陥るのは当然だ。
それを経営陣は分かっていない(忘れている)。
削られた方は、当然、怒りと共に憶えている。
「どうなっているんだ!しっかりしろ!」というセリフは、
そっくりそのまま、彼らに返してやりたい。
明日からの戦場を考えるだけで、胃がキリキリする。