12日夕方、豪雨により近くを流れる川が、氾濫危険水位を超え、避難指示が出た。
最寄りの避難所まで1km以上あり、風も強くて、車移動も困難。
しかも、その避難所がもう既に満員だという情報も入ってきた。
他の避難所に行くには、低地や川を渡らなければならないので、避難を諦めた。
以前ハザードマップで確認したところ、近くの川が決壊した場合、2.5m浸水する
というところに住んでいるので、今回は流石にダメかなと思いながら、避難用の
荷物をまとめてテレビラジオをつけっぱなしで過ごした。
近くの川とは、どこの川かというと、関東を代表する文字通りの荒れる川
として有名な川だ。家からの直線距離は600mほどあり、川幅は1500mほどだ。
そのうちに、その川に流れ込む支流のひとつが氾濫したというニュースが入る。
まあ、あの支流は何にも治水されていないから、氾濫は時間の問題だろうと
思っていたので想定の範囲内だが、家からの直線距離は700mであり緊張が走る。
水位の上昇は止まらない状況下で、上流のダムが限界に達しつつあるため、
22:00から緊急放流を実施するというニュースがあり、いよいよ詰んだなと…
(最終的に緊急放流は実施されなかったが)
深夜一時を超えるあたりで、雨風のピークは過ぎたが、水位が落ち着くまでは、
寝ないこととした。三時半を過ぎたあたりで、水位が下がり始めた地点が
いくつか出てきたので、床につくことにしたが、ラジオはつけっぱなしにした。
川から200mくらいの家は床上浸水してたようだ。
普段慣れ親しんでいる河川敷のサイクリングコースは、全部冠水し湖のように
なっていた当面は走れそうにない。
以前勤めていた会社付近も浸水しているだろう。
昨日も、今日もヘリコプターが被害甚大な地域に向けて飛び交っている。
今は、ようやく水位が氾濫注意レベル以下になったが、
いろいろ教訓を残した台風19号。
1、雨風の音で、自治体放送が聞き取れない。
2、避難場所が遠い、移動手段が無い。
3、緊急放流
4、治水が進んでない、堤防が中途半端な箇所が多い
5、今の専守防衛一辺倒の対策に限界
最後の5は、台風を弱めるような技術開発を言っている。