先週土曜の夜に、NHK BSで放送された最後の講義。
講師は、上野千鶴子先生だった。
終始、気づきが多く非常に興味深く観ることができた。
番組の最後に、これからの超高齢化社会をどうすべきかという指針が
示され、深く響いた。以下4点。
・ 安心して弱者になれる社会を
・安心して要介護者になれる社会を
・安心して認知症になれる社会を
・障がい者になっても殺されない社会を
強者はいつまでも強者でいることは出来ない。
誰でも、いつ弱者になる可能性がある。
先生は、「認知症予防」というのが非常に嫌いだという。
認知症になるのは自己責任なのですか?
認知症予防していなかったあなたが悪いんですか?
そんな社会が来てしまっていいのですか?
誰だって好きで認知症になるわけじゃないし、コロナに感染する
わけではない。
老後の心配は「お金」「健康」「孤独」の3つと言われている。
三冠制覇へ視界良しの自分には、この番組全体が示唆に富むものだった。
それでも、
消えたい、辞めたい、去りたいの状況は一切変わらない。
明日辞めたい。退職金はいらない。
嫌な事で死なないように、命を優先したいのだけど、
それを許してもらえる雰囲気が無い。