こころは拒否しているけど、自分の頬を引っ叩いて、寝床から
抜け出した。
何とか少しご飯を胃に入れて、抗不安剤を飲み、鞭打って出勤した。
心身に負担を掛けてる、無理をしているのが自分でもよくわかる。
例の契約社員に、怖くて話しかけられなかった。
遠くから見るのが精一杯で、その人の視界に映り込むことなんて、
足が震えて心拍数も上がり出来なかった。
後になればなるほど、問題がこじれるのは百も承知なのだけど、
どうしても踏み出せないでいる。
本業では、トラブルに見舞われた。
皆、如何に他人に業務を擦り付けるかのスキルを磨き合っている。
自分は惨めに防戦一方。
首と肩に緊張が走り、血行不良からの緊張型頭痛という定番コース。
ガス欠になり、前に進もうとする意欲が一瞬で奪われた。
一日が非常に長く感じた。