玄関先で、突然、東北なまりの男から声を掛けられた。
彼は、もじずりという草花が、夏になると綺麗に咲くから、
ぜひお越しくださいと言う。
夏になると、その男からハガキが来て、そろそろ見ごろだと言うので、
東北に用事あるという知人の車で、その地へ出かけることになった。
かなりの山奥に、その家はあった。
その男は、まだ若いのに地元民から「旦那様」と呼ばれていた。
男とその夫人は、丁寧なおもてなしで迎えてくれて、
数日間、そこへ泊ることになった。
そこから、その家の生活や、土地の風習に少しずつ違和感を感じるように
なるのだが・・・
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これから先の展開は、伏せておくけど、暗くどこか陰のある不気味な結末だった。
短編だが、実写化したら、かなりインパクトを呼べるのではないかと思う。
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