こころの定年 セミリタイア

悪い我慢を続けて人生を棒に振った人

健児の夏

昨秋、今春ともにベスト4の成績を残し、本大会は第三シードで挑んだ夏だった。

初戦、二回戦は二桁得点でコールド勝ち。

 

そして、今日が、最初のヤマ場と見られていた相手のとの試合だった。

トーナメント表が決まってから、互いに順当に勝ち進めば

中盤戦の最大の注目カードとして、どのメディアも見なしていた。

なので、相当厳しい試合になるだろうというのは想像していた。

 

コロナ禍ということで、今回も現地は行けず、ネット配信で観戦することにした。

試合開始は9時である。

 

8時半に近くの公園の池の岩に腰を下ろした。

まずは、コンディション不良で、

全く最近進んでいない英語の勉強を行うことにした。

自分が頑張れば、健児の試合も良い方向へ行くのでは?

という期待を含んでのことだった。

 

実際、まだ、6月分のテキストが終わってない。

試合開始時間になっても、勉強を続けた。三日分を進めることが出来た。

 

9時半くらいになって、スマホでネット配信に接続してみた。

期待と不安とが入り混じる。

 

 

画面の右下に小さく表示されたスコアを見て、目を疑った。

老眼なので見づらかったのだが、何度確かめてみても、

2回終了で5点差でリードされている表示。

 

一瞬にして、「負け」を確信し、直ぐにネットをやめた。

 

守備でリズムを作り、少ない好機で得点をあげるのが健児の野球。

相手投手は好投手の呼び声高いため、反攻は期待出来ない。

 

ぐったりし、気づけば、口を半開きにして、

ぼーっとするいつもの自分に戻っていた。

 

明日から戦場に戻される。

そこには自分の意思は無く生殺与奪されるだけの世界。

 

腹痛になってきたので、家に帰ることにした。

着くや否やトイレに直行した。

 

試合結果を確認すると、最終的に7点差でコールド負け。

シード校としての責任が果たせずに短い夏が終わった。

ほんとうに強豪私学に勝利するというのは至難であると感じる。